「爆速で成長する」
「圧倒的に成長する」
「目指すのは圧倒的ナンバーワン」
そんな文字が踊っている求人を見るといつも胡散臭さを感じてまいます。
とくにベンチャーに多いです。
ぼくが前いた会社も「圧倒的〇〇」って感じの言葉が大好きでしたね。
そんな「圧倒的」とか「爆速」って言葉を使っている会社って実態が伴っていないんですよね。
事業内容がイケていないからすごい言葉を並べている
「圧倒的」とか「爆速」ってすごそうに聞こえるけど実はものすごい抽象的な言葉です。
例えば「圧倒的成長」って言葉がありますよね。
これもすごい立派なことを言っているように聞こえますが、何を「圧倒的に成長」させるんでしょうか?
「爆速成長」って言葉も同じです。
何を「爆速成長」させるか意味不明です。
ぼくがいた会社も「圧倒的成長」や「圧倒的ナンバーワン」って言葉が大好きだったけど、事業内容は本部からの下請けでした。
本部から大量仕事を振られて、残業して無駄な会議をして、、、という感じでした。
その会社も何を持って「ナンバーワン」なのか、何を目指してというのが全く見えない。
ナンバーワンを目指していうというよりは本部から来た仕事を全て「イエス」と言って、無理に残業してがんばっている会社でした。
ビジョンのある会社ならスローガンを明確にしている
この前取材した「ウズキャリ」という転職エージェントを運営する株式会社UZUZという会社は「新卒至上主義をぶち壊す!若者に”次の”チャンスを」という言葉がホームページに載っています。
これなら「若者にセカンドチャンスを与えるために転職支援をやっているんだ」ってわかる。
事業内容に中身があるかないかって案外求人とかホームページを見ればある程度わかってしまうんですよね。
このように明確でわかりやすいスローガン掲げている会社は好感を持てますよね。
「圧倒的ナンバーワン」よりはるかに明確でわかりやすいです。
ある意味「圧倒的ナンバーワン」とか謳っている企業は「おれはとりあえずビッグになるんだ」と言っているお子ちゃまと同じ。
まとめ:抽象的なことばかり言っている会社は避けよう
「爆速」とか「圧倒的」という言葉は数字が絡んでくる言葉です。
例えば「アプリゲームの売上で圧倒的ナンバーワンを目指す」とか。
でも、アプリゲーム界で圧倒的に売上を上げることが果たして世の中にどう役に立つんでしょうか?
アプリゲームを批判しているんじゃなくて、どんな価値をもたらしたいかがスローガンから感じられないってことをぼくは言いたい。
さっきのウズキャリの「新卒至上主義をぶち壊す!若者に”次の”チャンスを」なら「若者にセカンドチャンスを与えるんだ」って想いが伝わりますよね。
ぼくがいた会社もそうだったけど数字だけを目標にしている企業って自分のことしか考えていないし、軸がぶれています。
求人やホームページを見るときも条件だけを見るんじゃなくて、その企業がどんな想いを持っているかって視点で見ることも大切です。